カテゴリ: 研究さん

研究さんからフラれて二か月後、三回のデートの末に看護さんにもフラれたことで僕の精神面はかなり消耗していました




N(・o・)E
(こんな短期間で二回もフラれるなんて・・・俺って・・・良い所が無いのかな・・・)

N(・o・)E
(看護さんも研究さんも確かにこっち側の落ち度はあった・・・でも、たった数回会っただけで無理だって決めなくたっていいのになあ・・・)

N(・o・)E
(看護さん、可愛かったよなぁ・・・)

月に一万数千円を払い、その結果が傷心、中々に重たい結果です

いくらお金を使っても報われず、ただひたすら自分の心を痛めつけていく、婚活という名のギャンブルにズブズブとはまっていきます

まるで底なし沼のようにもがけばもがくほど絶望を体感していく。泣くことは無かったですけど、心の中にもやがかかっているような気分でした

N(・o・)E
(このまま続けていて良いのかな・・・婚活にもういくらお金使ったんだろう・・数えたら・・きっと心が折れちゃう気がする・・)

N(・o・)E
(なんかもう、自分を否定されることにつかれちゃったな・・・)

N(・o・)E
(・・・寝よう・・・寝て、一回忘れよう・・・)

人にフラれるのって体力使いますよね


続きます



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夕焼けが綺麗な江の島、カップルが多いその場所を後にして僕と研究さんは帰路につきます



N(・o・)E
(どうしよう・・・このあと、飲みに誘う?)

N(・o・)E
(でも、研究さんはどう見ても疲れてる・・・・)

N(・o・)E
(今日一日でお互い一緒にいる時間は作れたし、無理に強要して気分を害してしまうのも申し訳ない・・・)

朝からトータルしたら六時間か七時間、共に鎌倉と江の島を過ごしたことで僕の心は彼女に近づいていました。告白の返事を聞いてはいないものの、「大丈夫だろう」という気持ちを持っていました。

この日は飲みに誘うことなく、そのまま電車に乗ってお互い解散しました。帰りの電車は二人とも寝入っていました。そうですよね、かなりの距離を二人で歩きましたもんね。


しかし、心が近づいていると思っているのは僕だけでした

(研▼究)
「ごめんなさい、やっぱりちょっとNOEさんとは価値観が合わないなーって思って・・・お互い、良い出会いがあるように頑張りましょう」

お互い別れたあと、数時間もしないうちにこのLINEが届きました。

N(・o・)E
「ええ・・・・・」

しばらく頭がフリーズしました

N(・o・)E
「ダメなのか・・・ダメ、だったのか・・・・」

心にぽっかり穴が開きました。この次の日が仕事だったのですが、手付かずで失敗しまくって怒られました。

僕はフラれるとその次の日は滅茶苦茶引きずるタイプなのでポンコツここに極まれりという感じでした。

研究さんとはいったい何がまずかったのか、考えれば心当たりはあるものの確信を持てるものは無かったのでモヤモヤがしばらく残り続けました。





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江ノ電からの景色はあまり見えず、(多分)お互い残念な気持ちでいっぱいにはなっていました。しかし、江の島には無事に到着

駅から江の島へは一本道、大きな橋(あれは橋で良いんですよね?)綺麗な夕焼けを見ながら二人で歩きます
DSC_0371



N(・o・)E
(あ・・・・・)

N(・o・)E
(研究さんめっちゃ疲れてる・・・・)

表情が明らかに硬くなっているのが目に見えていました。ここまで結構な運動量と人混みで疲労が溜まっているのが目に見えて分かりました。

N(・o・)E
「ちょっと座って休もうか」

(研▼究)
「うん・・・そうする・・・」

なんとか江の島に到着し、腰を下ろして休みます

N(・o・)E
「・・・・・綺麗だねー・・・」

(研▼究)
「ねー・・・綺麗だねー・・」

N(・o・)E
「・・・・・・」

N(・o・)E
(これは・・・告白するタイミングなのか?・・でも・・)

どう見ても研究さんは憔悴しきっている、気分的にもあまり良いものではないだろうということが伺えます。そういった状況でしたので僕の気持ちはどうしても萎縮してしまいました。

(研▼究)
「・・・・・・・」

N(・o・)E
(違う・・・違うよな・・今は告白するタイミングじゃない・・よな・・・)

綺麗な夕焼けが浮かんでいるが僕の気持ちは浮かれることは出来ていませんでした。告白すべきかしない方がいいかばかり考えて、冷静に考えることが出来なくなってしまっていました

N(・o・)E
「・・・・帰ろうか・・・」

続きます



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昼下がりの鶴岡八幡宮、動物と戯れている時間はお互い無言の時が続いていました



N(・o・)E
「・・・・・・・」

(研▼究)
「・・・・・・・」

N(・o・)E
「リス、可愛いね・・・・・」

(研▼究)
「うん・・・・・」

N(・o・)E
「・・・・・・行こうか・・・」

(研▼究)
「うん・・・・・」

不思議な時間を経て、小町通りへ歩を進めます

N(・o・)E
(人多い・・・・)

N(・o・)E
「あ、ここのソフトクリーム美味しんだよ、食べてみる?」

(研▼究)
「美味しいの?だったら食べてみようかな」

小町通にはソフトクリーム諸々、美味しいお店がたくさんあります。食べ歩きできるほど道に余裕は無いのでちゃんとお店で食べていきます。


この時期、セーラームーンのかんざしが販売されていのでそれを見に行ったりしたのですが特筆するようなことは起きず平和に終わりました。ただ、人がとにかく多いのでそこだけがちょっと引っかかっていました

N(・o・)E
「鎌倉楽しんだし、次は江ノ電に乗って江の島行かない?」

(研▼究)
「江の島かぁ、良いね、江ノ電からの景色も楽しめるだろうし乗ろう乗ろう!」

鎌倉まで来て、時間にもまだ余裕がある、となればこれはもう江ノ電に乗るしかないだろうということで提案しました。江ノ電の持つ独特な雰囲気や景色は凄い好きなんです。
DSC_0368

N(・o・)E
「・・・・・・」

N(・o・)E
「あの・・・・・」

(研▼究)
「・・・・・・・」

N(・o・)E
「・・・・・景色・・・見えないね・・・」

人が混みすぎて、外の景色なんか見えませんでした。江の島付近になれば降りる人も増えてきたので、見えたのですがすし詰め状態が長すぎて景色どころではありませんでした。


続きます




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N(・o・)E
「ちょっと、池の横でゆっくりしない?」

鶴岡八幡宮内にはちょっとした広さの池があります。そこには人も集まり、休憩できるスペースもあるので一息つくには丁度いい感じなのです。



(研▼究)
「あー・・綺麗だね・・」

(研●究)
「!?」

(研▼究)
「リスがいる・・・」

これは僕も知らなかったんですけど、鶴岡八幡宮内にはリスがいるんですね。彼女は戯れていました。

N(・o・)E
(小動物と戯れる女性って良いですよね・・・)

そんなことを思いながら彼女の後姿を見ていました。

(研▼究)
「・・・・・・・・」

N(・o・)E
「・・・・・・・・」

N(・o・)E
「・・・・・?」

N(・o・)E
(急に無言になった・・・・どうしよう・・・・)


この時はまだ、無言の空間を楽しめるほどの関係性は出来上がっていなかったので心の中でソワソワしっぱなしでした。

(研▼究)

「私ね変わってるってよく言われるんだ」

N(・o・)E
「あー・・俺もよく言われるよー」

(研▼究)

「・・・・・・」

N(・o・)E
(あ、ヤバい、なんか話し広げれば良かった・・・会話が終わってしまった・・・)

続きます



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